2016年10月20日木曜日

第4回「着想は眠らない展」作品紹介③


福島徹 「コトバナクイリマジエル」
(大きいサイズの部)

アクリル・箔

オスメス
コトバナクイリマジエルの図です。



我妻珠美 「すみっこのひみつ」

版画・陶・忘我の森の実

ミラノの工房でコトバを彫りました。
ミラノの工房のすみっこに眠りました。
コトバがするすると出てきました。



Takao  「ko-da-ma sensor」

紙・鉄線

ko-da-ma
大地と大気の間に
存在する


コトバ




穂月(ほおづき) 10才  「虹のことば」

トレーシングペーバーに
水彩えのぐとクレヨンで描きました

雨上がりに空に美しい虹がかかったように
私と私の家族の好きなことばを
空にとばしてみたくて




小坂未央 「connection」

ガラス・ホットワーク・コールドワーク

繊細で儚い気泡の模様で「包む」という
奥ゆかしい所作の表現を求めております。
コトバという媒体を借りて
伝えるという行為を気泡の繋がりで表現しました。



Sho (中村章子)

Terminal

水彩紙・白革・デザイン紙・ステッドラーピグメントライナー

虹の橋のたもとで待っている仔たちに
あなたのコトバを届けます。
ここは虹の橋のターミナル。
今日もたくさんのメッセンジャーが
とび立ちます。




文鳥。 「早く!  早く! 」

木(バーニング)

ヨシ原のオオヨシキリの親子。
元気に育ってね。




馬場あゆみ 「ツタエタイプライター」
(tsutaetaipuraita-)

和紙(2種類)・折り紙・筆ペン・コピックライナー

プラスのコトバしか打つことができない
「ツタエタイプライター」
普段の何気ないあいさつや気持ちを伝え受け取る
「コトバ」を拾い集めて打ったようです。

これまで絵の具を用い描いた作品ばかりだったのですが
透けるほど薄い古い和紙を持っていたので
ずっとそれを作品に使ってみたいと思っていたので
今回チャレンジしてみました。



クマサンチ 「気ままな句会」

粘土・アクリル絵の具・木の実

「身を反らし 口を結びて 跳ぶ鮭や」
「寝待月 この間もすでに ポエムなり」
「秋晴れや 最高ですと 打のヒーロー」

仲間が集まり、それぞれの秋を詠み楽しみました。

*祝!  広島カープ優勝!!



清水正一 「Babel III 

陶土・新聞紙・廃タイル・石

高慢な人たちは神の領域である天にまで届くような
高い塔をたて始めたために神の怒りをかい、
それまで同じ言葉を使い同じように話をしていた人々に、
それぞれ別の言葉をあたえ、ちりぢりに世界に広げたことが
旧約聖書に書かれているそうです。
別々になった言葉を使い、相手を卑下したり、優位に立ったり
だましたり、洋の東西を問わず、そんなせつなくなる姿を
目にしたり耳にしたりする今日この頃です。
そういう行為はそもそも自分の足元から
自分を崩してしまうことに気づかないと・・・
バベルの塔と同じ運命とならないためにも。











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